2016/02/02 18:00

こんにちは、イラストレーターの かんざき かりん です。



今回は、昨年秋のデザインフェスタ出展に合わせて制作した

アリスの一筆箋、企画から完成までをご紹介したいと思います。



私はお仕事の納品を終えると、請求書を先方様に郵送するのですが

そのとき一言御礼を添える一筆箋が重宝しています。

一筆箋って、封筒に折らずに入る小さな便箋です。

ちょうど、デザフェス前にずっと使っていたのが尽きてしまったので、

この機会に新しいのを作ろう!と思い立ちました。



まずはラフ案を描いてみます。


アリスとチェシャ猫
アリスと時計ウサギ
動物たちと駆けっこするアリス

3案描いてみて、どれがいいかなーと考える・・・
ウサギの絵は前回水彩画で描いていますし

これですね!

今回はデザフェスで一緒に出展する作家さんが、猫の雑貨がメインということもあり、

合わせてチェシャ猫案にしました。

駆けっこの絵は横構図なので、縦長の一筆箋には合わなそう。

これは次回に見送りです。


さて、この大ラフ案をもとに線画を仕上げます。

これを水彩紙に転写し、木製パネルに水張り。


よく乾かしてから、透明水彩絵の具で着彩していきます。

まずは薄い色から。


何度も重ねて塗っていきます。この二本の筆で塗りました!
これでほぼ塗れたところ。このあとホワイトをいれて仕上げます。


チェシャ猫は、色鉛筆で毛並みをいれてみました。

ちょっとつぶらな瞳で、あんまりこわくないチェシャ猫になってしまいました~


スキャナーでパソコンに取り込み、補正などをして

便箋の罫線と組み合わせ、

仕上がりをみるために一筆箋のサイズにおうちのプリンターで出力してみました。

うん、これでいけそう。


データを印刷の形式にして、前回もお世話になったこちらの印刷所さんにお願いしました。

手作り文具雑貨工房 ☆一筆箋・リングノート専門の専門工房さんです。


待つこと2週間くらい。

そして完成したのがこちら!


とてもきれいに仕上げていただき、淡い水彩絵の具もイメージどおりにできて、

よかった・・・!

ほんとうに届くまでドキドキしていました。

自分のイラストが、普段使えるものになって戻ってくると嬉しいですね。


この一筆箋はこちらで販売しています。


普段使いに、ちょっとしたプレゼントに、いかがでしょう♪